NOT DESIGN SCHOOL(ノットデザインスクール)

ChatGPTで手書き文字素材を作る|コピペで試す3ステップ【2026年9月最新】

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2026/09/23

📌 この記事のポイント

  • 手書き文字の素材は、ChatGPTで作れる

  • ペンの太さを「3mm」のように数字で指定する

  • 「6パターン6枚」で頼むと比べて選びやすい

  • 生成した文字は、Figmaで色を変えて素材にする

  • 誤字や線の崩れは、1文字ずつ確認する

2026年9月23日更新

ChatGPTなら、手書き文字の素材を「ペンの太さ」まで指定して作れる

ChatGPTの画像生成を使うと、LPやバナーのアクセントに使う手書き文字の素材を、ペンの太さや書いた人の雰囲気まで指定して作れます。 自分で書くのが苦手でも、欲しい言葉の手書き文字を数分で用意できます。

「手描き風文字を画像生成する」のスライド

この方法は、2026年9月12日の「NOT DESIGN EXPO」で、NOT DESIGN SCHOOL代表のもちが実務の事例として紹介したものです。もちは、イラストレーター動画講座のLPにある「初心者向け」の手書き文字を、この方法で作っていました。この記事では、もちが実際に使ったプロンプトをそのまま載せて、読みながら一緒に作れる手順にまとめます。

用意するもの

このワークで用意するものとは、画像を作るChatGPTと、素材として仕上げるFigma、そして手書きにしたい言葉の3つです。

用意するもの

使う場面

補足

ChatGPT

手書き文字の画像を作る

無料プランでも画像生成は試せるが、回数に上限がある

Figma

画像を配置し、色を変えて素材にする

無料プランで可

手書きにしたい言葉

プロンプトに入れる

まずは5文字前後の短い言葉がおすすめ

ChatGPTの画像生成の上限は、プランや混雑状況で変わります。最新の条件はOpenAIのヘルプセンターで確認してください。

ステップ1|コピペ用プロンプトで6パターン作る

最初のステップは、もちが実際に使ったプロンプトで、手書き文字を6パターン作ることです。講演で画面に映っていたプロンプトは、次のとおりです。

ChatGPTの「+」メニューと「画像を作成する」
実際のプロンプトと「初心者向け」の生成結果
「初心者向け」という文字を手描きで3mmくらいのペンで手描きした文字の題字画像を作成してください。6パターン 6枚作成して。

手順

  1. ChatGPTで新しいチャットを開く

  2. 入力欄の左の「+」から「画像を作成する」を選ぶ

  3. 上のプロンプトを貼り付け、「初心者向け」を作りたい言葉に書き換える

  4. 送信して、6枚の画像が出てくるのを待つ

「画像を作成する」を選んでおくのは、確実に画像で返してもらうためです。もちによると、選ばずに頼むと、たまに文章で返ってくることがあるそうです。

「6パターン6枚」と書く理由

もちは、画像を頼む時にいつも「6パターン6枚」と指定しています。理由は2つです。

  • 画像の生成には待ち時間があるので、1枚ずつ頼むより一度に6枚出すほうが早い

  • 「6枚で」と書かないと、1枚の画像の中に6パターン並べて出してくることがある

ステップ2|ペンの太さ・書いた人・雰囲気を変えて比べる

2つ目のステップは、プロンプトの指定を1か所ずつ変えて、仕上がりを比べることです。もちは、ペンの太さをミリ単位で指定したり、書いた人のタッチを指定したりしていると話していました。

スタイル指定のプロンプト(Bauhaus風など)
Pixel Art風などの生成結果

変える項目

指定の例

仕上がりの変化

ペンの太さ

2mmくらい/3mmくらい/4mmくらいのペン

線の太さと存在感が変わる

書いた人のタッチ

女性がボールペンで書いたような字/男性が書いたような字

字の丸み・勢いが変わる

雰囲気

エモい感じ/元気な感じ/落ち着いた感じ

字の崩し方や傾きが変わる

筆記具

マーカー/筆ペン/鉛筆

かすれやにじみが変わる

一度に全部を変えると、どの指定が効いたのか分からなくなります。1回に変えるのは1か所だけにして、出てきた6枚を並べて比べてください。

💡 画風の指定にも使える
もちは、イラストでも同じ考え方で「Bauhaus風」「Pixel Art風」のようにスタイルを指定し、6パターン6枚で出していました。欲しいスタイルを言葉にすると、出てくる画像がはっきり変わります。

プロンプトの中の「題字画像」とは

もちのプロンプトには「題字画像」という言葉が入っています。題字とは、本の表紙や見出しに書かれる、タイトルとしての文字のことです。この言葉を入れると、文章の一部ではなく、見出しとして目立たせる文字として描いてもらいやすくなります。

逆に、手紙の一文のような自然な手書きにしたい時は、「メモに書いたような」「手紙に書いたような」と伝えると、線が細く、控えめな文字になりやすくなります。使う場所に合わせて、言葉を入れ替えてみてください。

ステップ3|Figmaに配置して、色を変えて使う

3つ目のステップは、選んだ手書き文字をFigmaに置いて、デザインの素材として仕上げることです。もちは、生成した文字をFigma上でベクター化し、色を変えて素材として使っていると話していました。

  1. 6枚の中から、使いたい1枚を選んでダウンロードする

  2. Figmaに画像をドラッグして配置する

  3. 背景が残っている場合は、ChatGPTに「背景を透過にして」と頼み直す

  4. ベクター化して、デザインに合わせて色を変える

  5. 見出しやボタンの近くなど、アクセントにしたい場所に置く

完成までの確認ポイント

見るところ

誤字がないか

1文字ずつ、線の抜けや余分な線がないか

大きさ

本文の文字と比べて、強すぎないか

色

ブランドカラーやアクセントカラーに合っているか

使う量

1画面に何か所も使っていないか

手書き文字を置く場所の考え方

手書き文字は、デザインの中で視線を止めたい場所に置くと効果が出ます。例えば、LPの見出しの上に「初心者向け」と添えると、読む人は見出しより先に手書き文字に目を留め、「自分向けの講座だ」と感じてから見出しを読むことになります。

置く場所に迷ったら、次の3つから選ぶのがおすすめです。

  • 見出しの上や横:誰に向けた内容かを、ひとことで伝える

  • ボタンの近く:「今だけ」「かんたん」など、行動を後押しする

  • 写真の余白:写真の雰囲気に、人の気配や温かさを足す

1画面に置くのは1か所までにすると、手書きの特別感が薄れません。

実例|LPの「初心者向け」の文字

もちがこの方法で作った手書き文字は、NOT DESIGN SCHOOLのイラストレーター動画講座のLPで使われています。

イラストレーター講座LPの手書き文字

見出しの上に、手書きマーカーで書いたような「初心者向け」の文字を添えています。手書きの文字がひとつ入るだけで、かっちりしたLPに親しみやすさが加わります。

もちは「この使い方は本当にいろいろなところで使っていて、重宝している」と話していました。特別なテクニックではなく、超シンプルなプロンプトで出しているとのことです。

用途別のプロンプト例

用途別のプロンプト例とは、もちのプロンプトをもとに、使う場面に合わせて指定を足したものです。コピペして、言葉と数字を書き換えて使ってください。

LP・バナーのアクセント文字

「期間限定」という文字を、4mmくらいのマーカーで手描きした文字の題字画像を作成してください。勢いのある、元気な雰囲気でお願いします。背景は透過にすること。6パターン 6枚作成して。

SNS投稿の、やさしい一言

「おつかれさま」という文字を、2mmくらいのボールペンで、女性が丁寧に手描きしたような文字の画像を作成してください。やわらかい雰囲気でお願いします。背景は透過にすること。6パターン 6枚作成して。

見出しに添える、筆ペン風の文字

「初心者向け」という文字を、筆ペンで手描きした文字の題字画像を作成してください。かすれを少し入れて、落ち着いた雰囲気にしてください。背景は透過にすること。6パターン 6枚作成して。

うまくいかない時の対処

うまくいかない時の対処とは、よくある失敗と、プロンプトの直し方の組み合わせです。

困っていること

考えられる原因

プロンプトの直し方

文字ではなく文章で返ってくる

「画像を作成する」を選んでいない

「+」から「画像を作成する」を選んでから送る

1枚の画像に6パターン並んでいる

「6枚」と書いていない

「6パターン 6枚作成して」と明記する

字が崩れる、別の字になる

文字数が多い、画数が多い

言葉を短くする。1回に1つの言葉にする

手書きに見えない、整いすぎている

タッチの指定がない

「かすれ」「少し傾いた」「勢いのある」などを足す

背景が白く残る

透過の指定がない

「背景は透過にすること」を足す

どれもイメージと違う

欲しい雰囲気が言葉になっていない

参考にしたい手書き文字の画像を添付して、雰囲気を伝える

仕上がりを比べる時のチェック

  • 1文字ずつ、線の抜けや余分な線がないか

  • 小さく表示した時にも読めるか

  • デザインの書体と並べた時に、雰囲気が合っているか

  • 同じ言葉を複数の場所で使う時は、同じ1枚を使っているか

校長の見解|一発で完成を狙わず、並べて選ぶ

もち自身は字を書くのが苦手で、iPadを持っていても思ったような手書き文字が書けないそうです。だからこそ、この方法を実務でよく使っています。使っていて感じていることをまとめます。

  • 一発で完成を狙わず、6パターン出して選ぶほうが早い。 並べて比べると、自分が欲しかった雰囲気がはっきりしてくると感じています

  • 手書き文字は、アクセントとして少しだけ使うと効く。 たくさん使うより、1画面に1か所くらいのほうが目に留まります

  • 欲しい雰囲気を言葉にする練習にもなる。 「3mmのペン」「エモい感じ」と指定を考えること自体が、デザインの意図を言葉にする練習になると、もちは思っています

限界と注意点

  • 生成した文字は、誤字や線の崩れがないか確認してください。 画像生成は文字の再現が苦手な場合があり、特に画数の多い漢字は崩れやすいです

  • 商用利用の条件は、使う前に確認しましょう。 OpenAIの利用規約では、生成物の権利はユーザーに帰属するとされていますが、条件は更新されることがあります

  • 同じプロンプトでも、毎回違う結果が出ます。 気に入った1枚は、すぐにダウンロードして保存してください

  • 作字として作り込みたい場合は、手で作る方法が向いています。 文字の形を細かく設計したい時は、NOTのProcreateで作る作字も参考にしてください

ChatGPTの手書き文字についてよくある質問

無料プランでも手書き文字は作れますか?

作れます。ただし、無料プランは画像生成の回数に上限があります。6枚ずつ何度も試したい場合は、有料プランのほうが進めやすいです。

長い文章も手書き文字にできますか?

できますが、文字数が多いほど誤字や崩れが起きやすくなります。見出しやアクセントに使う、5〜10文字くらいの短い言葉がおすすめです。

生成した画像の背景を透明にできますか?

プロンプトに「背景は透過にすること」と入れると、透過した画像で出してくれることがあります。もちも、イラストの生成ではこの指定を入れていました。

Canvaでも同じように使えますか?

使えます。ダウンロードした画像を配置すれば、Canvaでも素材として使えます。色を変える場合は、背景が透過になっている画像を使うと扱いやすくなります。

英語やアルファベットでも作れますか?

作れます。アルファベットは日本語より崩れにくい傾向があるので、英語の見出しやロゴの試作にも使えます。

生成した手書き文字を、フォントのように使い回せますか?

1つの画像は1つの言葉なので、フォントのように別の文字を打つことはできません。同じ雰囲気で別の言葉を作りたい時は、同じプロンプトで言葉だけを入れ替えて生成してください。

同じ雰囲気の文字を、あとから追加で作れますか?

同じチャットの中で「さっきの3枚目と同じ雰囲気で、〇〇という文字を作って」と頼むと、近い雰囲気で作ってもらいやすくなります。ただし、まったく同じにはならないので、並べて違和感がないか確認してください。

手書き文字の色は、生成する時に指定したほうがいいですか?

黒で生成して、Figmaで色を変えるのがおすすめです。色を指定して生成すると、線の太さや形まで変わることがあり、比べにくくなります。

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