ブランドカラーが迷わなくなる3つの円フレーム|トレンド×DNA×形容詞の交点で決める実践メソッド

2026/05/17
「ブランドカラーを決めようとすると、いつも迷ってしまう」「クライアントから3案出してと言われても、何を基準に選べばいいか分からない」。駆け出しデザイナーなら、誰しも経験する悩みです。
実は、ブランドカラーパレットは「トレンド × DNA × 形容詞」の3つの円が重なる交点から選ぶだけで、迷いがなくなります。
本記事では、NOT DESIGN SCHOOLのUIデザインメンター・キャシ(Katherine)さんのウェビナー「非デザイナーのためのデザイン入門!〜センスに頼らない"形容詞の魔法"を覚えよう〜」をベースに、駆け出しデザイナーが今日から使える「3つの円」フレームワークを完全解説します。giffgaff(イギリス携帯会社)のZ世代向けリブランド実演付きで、机上の理論ではなく実際の手順まで踏み込みます。
本記事は「センスに頼らないデザイン」シリーズの#3です。先にハブ記事「デザインのセンスは磨ける|形容詞起点の3ステップ完全ガイド」と#2「配色をセンスではなくロジックで選ぼう|色相環×形容詞の完全マップ」を読むと理解が深まります。
▶ ウェビナー動画:非デザイナーのためのデザイン入門!〜センスに頼らない"形容詞の魔法"を覚えよう〜
1. ブランドカラーパレットとは?|単色じゃなく「色のシステム」で考える
「ブランドカラー」と聞くと、多くの駆け出しデザイナーは「メインカラー1色を決めること」だと思っています。これは半分正解ですが、半分間違いです。
プロが言う「ブランドカラーパレット」とは、メインカラー1色だけではなく、プライマリー(4色)+セカンダリー(2色)+使用比率+NG例まで含むカラーシステム全体のことを指します。
ブランドカラーパレットの最小構成(giffgaff方式)

giffgaff(イギリス携帯会社)の公式デザインシステムを参考に、最小構成を整理します。
カテゴリ | 色数 | 役割 |
|---|---|---|
プライマリー | 4色 | ブランドの中核を担う色(ロゴ・主要UI・ヘッダー) |
セカンダリー | 2色 | アクセント・差別化・トレンド要素 |
使用比率 | 60-30-10 | 視覚的バランスを保つ面積配分 |
コントラスト基準 | WCAG AA以上 | アクセシビリティ確保 |
NG例 | 3〜5パターン | 「やってはいけない使い方」を明示 |
なぜ「6色セット」で考えるのか?
理由は3つあります。
プライマリー1色だけでは複雑なUIに対応できない:ボタン状態(通常/ホバー/無効/エラー)など、色が複数必要なケースが必ず発生する
デザイナーが複数いる現場で一貫性が保てない:「メインの青系で」だけだと、人によって違う青を選んでしまう
AIツールへの指示が曖昧になる:ClaudeやFigma Makeに「メインカラー1色だけ」渡しても、コンポーネント全体の質は上がらない
つまりブランドカラーパレット = 一貫性を担保する仕組みだということ。1色だけのブランドガイドラインは、現代のプロダクト開発には弱すぎます。
2. 失敗するカラーパレット選定の3つのパターン
「3つの円」フレームを学ぶ前に、まず失敗パターンを押さえましょう。これを避けるだけで、駆け出しでもプロに近づけます。
失敗パターン1|トレンドだけで決める
「いまZ世代に人気のネオンカラーで!」と、トレンドだけを根拠に色を決めるパターンです。
問題点:
ブランドのDNA(既存の世界観)と合わないと違和感が出る
トレンドは半年〜1年で変わるので、すぐ古くなる
競合と差別化されない(同じトレンドを追う他社と被る)
失敗パターン2|DNAだけで決める
「わが社は青がブランドカラーだから、新サービスも青で」と、既存DNAだけを根拠に色を決めるパターンです。
問題点:
新規ターゲット(例:Z世代)に響かない
競合との差別化が不十分(青系BtoBサービスは飽和)
ブランドが時代遅れに見える
失敗パターン3|形容詞だけで決める
「Friendly な印象だから黄色!」と、形容詞だけを根拠に色を決めるパターンです。
問題点:
ブランドDNAから外れた色になる可能性がある
ターゲット世代のトレンド感覚とずれる
1つの形容詞だけで決めると、複雑な感情が表現できない
3つの失敗を回避する方法 = 「3つの円」フレーム
これら3つの失敗を全て回避できる選定方法が、本記事のテーマである「3つの円フレームワーク」です。次の章で詳しく解説します。
3. 「3つの円」フレームワークとは|トレンド×DNA×形容詞の交点

「3つの円」フレームとは、以下3つの観点をベン図のように重ね、共通する交点からカラーを選ぶ手法です。
3つの円の構成要素
# | 円 | 観点 | 問い |
|---|---|---|---|
1 | トレンド | ターゲット世代が今「いいね」と感じる色のスタイル | 2026年、ターゲットはどんな色を好む? |
2 | DNA | ブランドが過去から積み上げてきた本質的な色の世界観 | このブランドが他社と違う「らしさ」は何色? |
3 | 形容詞 | ブランドのDNAを抽象的な感情言語で表現したもの | このブランドを3〜4つの形容詞で言うと何? |
3つの円の交点が「ベストマッチ」
図にするとこんなイメージです。
トレンドだけ | DNAだけ | 形容詞だけ |
|---|---|---|
流行に乗ってるが浅い | 古臭くなる可能性 | 文脈を欠く |
→ 3つの円が重なる「中央の交点」がベストマッチ
このフレームの威力は、「迷わない」こと。「トレンド寄りすぎ?」「DNAから離れすぎ?」「形容詞と矛盾する?」と悩んでも、3つの円のチェックリストでスコアリングすれば即座に答えが出ます。
3つの円フレームを使うタイミング
新規ブランド立ち上げ時(最重要)
既存ブランドのリブランド時
新規プロダクトラインの追加時(例:giffgaffがZ世代向けに新ラインを追加)
セカンダリーカラーの追加時
次の3章(H2-4〜H2-6)では、3つの円をステップ別に実践する手順を解説します。
4. ステップ1|ターゲット世代のトレンドをリサーチする
最初のステップは「ターゲット世代のトレンド色を理解する」ことです。
トレンドリサーチの3つの情報源
情報源 | 内容 | URL |
|---|---|---|
Pinterest(ピンタレスト) | ターゲット世代が保存するイメージから配色傾向を把握 | |
Adobe Color Trends | 業界別・年代別のトレンドカラーを公式が分析 | |
GWI / デロイト等のZ世代リサーチ | 数値データでターゲット世代の価値観を把握 |
Z世代(2026年5月時点)の人気色トレンド3カテゴリ

キャシさんがウェビナーで紹介していた、2025〜2026年のZ世代向けトレンド色は以下の3カテゴリに分類できます。
カテゴリ | 色の特徴 | 例 |
|---|---|---|
ネオン系・ビビッド | 蛍光色・高彩度・目を引く | ネオンライム・ホットピンク・サイバーブルー |
フューチャリスティック | SF的・メタル系・グラデーション | クロム・ガンメタル・宇宙的なグラデ |
スモーキー・アースカラー | 薄め・落ち着いた自然色 | サンドベージュ・モスグリーン・テラコッタ |
特徴的なのは、Z世代は「真逆の系統」を同時に楽しむということ。ビビットなネオンとアースカラーを並行して好む世代なので、「どちらか1つ」ではなく「組み合わせ」を意識する必要があります。
リサーチ時の注意点
3〜5個のキーワードで検索(「Z世代 配色 2026」「Z世代 ブランドカラー」「Gen Z color trends 2026」など)
海外ソースも必ずチェック:英語圏のトレンドが半年〜1年遅れで日本に来るケースが多い
数値データを最低1つ持つ:「Z世代の◯%が◯色を好む」という根拠データがあると、提案時の説得力が劇的に上がる
5. ステップ2|既存ブランドのDNAを言語化する
次のステップは「既存ブランドのDNAを言語化する」ことです。

DNAを言語化する2つのアプローチ
A. 既存ブランドが既にある場合
ブランドガイドラインや公式デザインシステムから、以下を抽出します。
抽出項目 | 例(giffgaffの場合) |
|---|---|
ミッションステートメント | "Be friendly, be playful, be bold, be spirited" |
トーンオブボイス | Friendly / Playful / Bold / Spirited(4形容詞) |
既存カラーパレット | 黄・ピンク・黒・白(プライマリー)+ ターコイズ・オリーブ(セカンダリー) |
競合との差別化軸 | 大手キャリア(Vodafone:赤/O2:青)と完全に異なる |
B. 新規ブランドの場合
新規の場合は、形容詞を最初から組み立てる必要があります(次のステップ3で詳述)。ただし、まず以下の問いに答えてから形容詞に入るとスムーズです。
このブランドの存在理由(Why)は何?
どんな問題を解決したい?
競合と何が違う?
どんな未来像を描いている?
これらはハブ記事で解説した「デザインインセプションシート」のステップ1〜2と完全に対応しています。
DNA言語化時の重要なポイント
抽象表現で終わらせない:「親しみやすい」だけでなく「友達と話すような気軽さ」と具体化する
競合とは絶対に重ならない言葉を使う:差別化のためには「他社が使っていない形容詞」が必要
3〜5個に絞る:5個を超えると優先順位が曖昧になり、デザインに反映しづらくなる
6. ステップ3|形容詞でカラー候補を絞る(giffgaff Z世代リブランド実演)

最後のステップは「形容詞でカラー候補を絞る」ことです。ここで、キャシさんがウェビナーで実演したgiffgaffのZ世代向けリブランドを題材に、3つの円の交点を実際に取ってみます。
giffgaff Z世代リブランドの設定
ミッション:「giffgaffのDNAを継承しつつ、Z世代に刺さる新ブランドラインを立ち上げる」
つまり、giffgaffの既存4形容詞(Friendly/Playful/Bold/Spirited)をZ世代の感性に翻訳した4形容詞に再定義する必要があります。
Z世代向け新形容詞4つ
キャシさんが提案した、Z世代向けの新形容詞4つはこちら。
元の形容詞 | Z世代向け新形容詞 | 選定理由 |
|---|---|---|
Friendly(親しみやすい) | Empowering(力を与える) | Z世代の約8割が「自分の声を持つことが大事」と回答 |
Playful(遊び心) | Authentic(本物の) | Z世代の9割がブランドの透明性を重要視 |
Bold(大胆) | Resilient(しなやかな) | 困難な時代を生きるZ世代の特性(コロナ・気候変動・経済不安) |
Spirited(活気) | Inclusive(包括的な) | Z世代は人種・体型・能力などの違いを自然に受け入れる |
3つの円の交点を取る
円 | 内容 | 候補 |
|---|---|---|
トレンド | Z世代の人気色 | ネオンライム / ネオンブルー / 薄めのパープル |
DNA | giffgaff既存4形容詞 | 黄・ピンク・黒・白 |
形容詞 | 新4形容詞(Empowering/Authentic/Resilient/Inclusive) | 高彩度系 / 暖色系 / 力強い色 |
交点から選ばれたカラーパレット
3つの円の交点から、キャシさんが選んだカラーパレットは以下の6色です。

役割 | 色 | 形容詞対応 | 3つの円の交点性 |
|---|---|---|---|
プライマリー | ネオンライム | Empowering / Authentic | Z世代トレンド ✅ giffgaff DNA(黄系継承)✅ 力強さ ✅ |
プライマリー | 薄めのパープル | Inclusive / Authentic | Z世代トレンド ✅ giffgaff DNA(マゼンタ系継承)✅ 包括性 ✅ |
プライマリー | 微グレー寄りの白 | 全形容詞のバランサー | コントラスト確保+柔らかさ |
プライマリー | 微グレー寄りの黒 | Bold(継承) | 純黒ではなく若干グレー(柔らかさ) |
セカンダリー | ネオンブルー | Resilient / Inclusive | アクセント+トレンド要素 |
セカンダリー | 青みのピンク | Authentic / Empowering | giffgaffピンクとは差別化(青み追加) |
このように、3つの円の交点を意識的に取れば、迷わずカラーパレットが組めるわけです。
コントラストチェック
色を選んだら、必ずAbleなどのFigmaプラグインでコントラスト比をチェックします。
組み合わせ | 評価 | 用途 |
|---|---|---|
ネオンライム × 黒 | トリプルA合格 | テキスト・主要UI ✅ |
ネオンライム × 白 | フェイル | テキスト不可 ❌(図形のみOK) |
薄めのパープル × 黒 | AA合格 | テキスト ✅ |
青みのピンク × 黒 | AAA合格 | テキスト・強調 ✅ |
青みのピンク × ネオンライム | フェイル | アクセント図形のみOK ❌ |
「形容詞的に最高の色」が「読めない色の組み合わせ」になるケースは多いので、必ず確認しましょう。
7. プライマリー4色+セカンダリー2色|階層を作るルール
3つの円で6色を絞ったら、最後に階層を作ります。これが、駆け出しが見落としがちな最後の仕上げです。
階層を作る4つのルール
ルール1|プライマリー4色は形容詞のDNAを継承する
プライマリーの4色は、ブランドDNA(4形容詞)を直接的に表現する色を選びます。giffgaffの場合は 黄+ピンク+黒+白 がプライマリー。ロゴ・ヘッダー・主要UIに使う色です。
ルール2|セカンダリー2色は「あえて逆をいく」
セカンダリーの2色は、プライマリーから1色は系統継承、もう1色はあえて逆方向を入れます。
セカンダリー1(系統継承) | セカンダリー2(あえて逆) |
|---|---|
プライマリーと色相が近い | プライマリーと色相が真逆 |
例:giffgaffのターコイズ(青寄り=Spirited継承) | 例:giffgaffのオリーブグリーン(落ち着き=4形容詞のどれにも該当しない) |
なぜ「あえて逆」を入れるかと言うと、プライマリーの完璧な調和ばかり考えると、デザインに動きが出ないからです。広告・バナーで「読み手が疲れる」状態を防ぐアクセントとして、逆方向の1色が必要です。
ルール3|使用比率は60-30-10で固定する
カラーパレットを決めたら、使用比率も明文化します。
ベースカラー(白/淡色) 60%
メインカラー 30%
アクセントカラー 10%
これは#2の色相環マップ記事でも紹介した黄金比です。
ルール4|NG例を3〜5パターン明示する
「やってはいけない使い方」をブランドガイドラインに明示します。
例:
❌ メインカラー(黄)を背景全面に使うのはNG(圧迫感が出る)
❌ プライマリーのピンクをCTAボタン以外に使うのはNG(ブランド統一性が崩れる)
❌ セカンダリーのオリーブをロゴ近くに使うのはNG(DNAが薄まる)
NG例があるだけで、他のデザイナーが運用するときの一貫性が劇的に上がります。
階層を保つツール:Figmaのカラースタイル機能
実装段階では、Figmaのカラースタイルやバリアントで全色を変数化して、コンポーネント全体で一貫性を担保します。
Figma変数の命名例 |
|---|
|
|
|
|
|
|
変数化しておけば、後からブランドカラーを微調整しても全コンポーネントに即時反映できます。
8. 校長の見解|形容詞ヒアリングこそ案件の最重要工程
ここからは、NOT DESIGN SCHOOL校長のもちが、ブランドカラー選定について思うところを書いていきます。
視点1:ヒアリングこそ案件の最重要工程
クライアントワークでも自社プロジェクトでも、ヒアリングに案件時間の7割を使うべきです。色選びは残り3割で十分。
なぜか? 形容詞さえ正しく定まれば、色は確率論で2〜3個に絞れるからです。逆に形容詞が曖昧なまま色を提案すると、必ず後でちゃぶ台返しが起きます。
駆け出しがやりがちなのは「色を3案出してから話を聞く」順番。プロは「話を聞いてから色を1〜3案出す」順番です。
視点2:3つの円フレームはAIプロンプトにも使える
ClaudeやFigma MakeなどのAIに配色を頼むときも、3つの円を渡すだけで精度が変わります。
良いプロンプト例:
ターゲット:30代共働き女性(トレンド:スモーキーアースカラー+ナチュラル系)
ブランドDNA:丁寧な暮らし/長く使える/本物志向(既存色:ベージュ・グリーン)
形容詞:Authentic / Warm / Sustainable
これらの3つの円の交点から、プライマリー4色+セカンダリー2色のカラーパレットを提案してください。このように3点セットで渡すだけで、AIアウトプットが「使える提案」レベルに引き上がります。3つの円フレームは、AI時代にも使える協力なフレームワークです。
9. 限界と注意点|このフレームが効かないケース
3つの円フレームは万能ではありません。以下の3点に注意してください。
注意点1:セカンダリーは「あえて逆をいく」を恐れない
完璧な調和ばかり追求すると、デザインに動きが出ません。
giffgaffがオリーブグリーン(4形容詞のどれにも該当しない色)をセカンダリーに入れているのは、まさに「あえて逆を入れる」設計の好例。これがないと、プライマリー4色の連続使用で読み手が疲れてしまいます。
時にはセカンダリー2色のうち1色は「戦略的にDNAから外す」勇気も必要です。
注意点2:トレンドは時期で変わる(半年〜1年で再評価)
Z世代でも2025年と2026年でトレンドカラーが違います。
3つの円のうち「トレンド」要素は、半年〜1年ごとに見直すか、思い切ってトレンド要素を外す判断も必要です。トレンドを追いすぎると、ブランドが浅く見えるリスクがあります。
長期的なブランド構築(10年以上の視座)の場合は、DNA + 形容詞の2つの円だけで考えて、トレンド要素は「セカンダリーカラーで吸収」する戦略もアリです。
注意点3:3つの円の交点が「ない」ケースもある
形容詞4つが互いに矛盾する場合や、トレンドとDNAが完全に対立する場合は、交点が成立しないことがあります。
その場合の対処:
最優先1〜2形容詞に絞って妥協(5個全部実現は無理と認める)
形容詞自体を再ヒアリング(クライアントと擦り合わせ直す)
トレンド要素を外す(DNA + 形容詞の2つの円だけで設計)
「3つの円が必ず重なる」と思い込まないことが大事です。重ならないなら、設計の前提を疑うサインだと捉えましょう。
10. FAQ
Q1. 既存ブランドがない新規プロダクトの場合、DNAはどう定義しますか?
A. 新規の場合は、形容詞から逆算してDNAを作る順番になります。具体的には:(1) ミッション・存在理由を3〜5文で言語化、(2) 形容詞を3〜5個決定、(3) 形容詞からDNAを抽出(=ブランドの世界観として何を継承するか)、(4) これでDNAの仮設が完成。詳しくはこちらの記事のステップ1(Whyを定める)を参照。
Q2. クライアントから「とりあえず3案出して」と言われたら?
A. 「3案出す前に、形容詞ヒアリングをさせてください」と切り返すのが正解。形容詞が定まらないまま3案出しても、結局1から作り直しになります。「形容詞優先順位 → 3案 → 微調整」の順番を守ることで、最終的な作業時間が3分の1になります。詳しくはロゴデザインのヒアリング&修正対応完全ガイドで。
Q3. プライマリー4色は必ず4色じゃないとダメですか?
A. 必ずしも4色である必要はありません。最低3色(メインカラー+黒系+白系)あれば成立します。ただし、複雑なUIや広告展開を視野に入れるなら4色が無難。GoogleのMaterial Design 3では、Primary/Secondary/Tertiary/Errorなど役割別に多層構造を採用しています(参考:Material Design 3 - Color)。
Q4. セカンダリーで「あえて逆を入れる」のが怖いです。失敗しない方法は?
A. セカンダリーは10%以下の使用比率に抑えるのがコツ。アクセントとして広告・バナー・キャンペーンで限定的に使えば、ブランドDNAから外れた色でも違和感が出ません。怖い場合は、まずプライマリーだけで3〜6ヶ月運用して、セカンダリーは後から追加するアプローチもアリです。
Q5. Figmaでカラーパレットを管理する具体的な手順は?
A. Figmaのカラースタイルまたは変数(Variables)機能を使います。詳しくはFigma公式ドキュメントを参照。
参考リンク
ウェビナー動画
非デザイナーのためのデザイン入門!〜センスに頼らない"形容詞の魔法"を覚えよう〜(NOT DESIGN SCHOOL公式 / 登壇:キャシさん)
スピーカー
キャシ(Katherine)さん:NOT DESIGN SCHOOL UIデザインメンター
肩書き:シニアデジタルプロダクトデザイナー/Friends of Figma London Group Leader
ツール
Adobe Color Trends(業界別・年代別トレンドカラー)
Pinterest(ターゲット世代のビジュアルトレンドリサーチ)
Coolors(カラーパレット直感生成)
出典・公式ドキュメント
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